ホークスちょっと昔話「プロいちのストレート」~水田章雄の巻

3月23日のホークスOB戦に出場する選手たち、あの当時どんな活躍をして、彼らはどんな思いで戦ていたのか。当時の記事で、あの頃の「熱」や「愛」を思い出してください!
田尻耕太郎 2025.03.22
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 3月23日、とても楽しみなホークスOB戦がみずほPayPayドームで開催されます。

 懐かしの面々が、ユニフォームに袖を通して再びグラウンドで躍動します。

 彼らは現役時代にどんな輝きを見せていたのか。ホークス取材歴24年(2002年シーズンより)、ホークスの歴史をずっと現場で数々を取材してきました。そして、たくさんの原稿を書いてきました。

あの選手が当時どんな活躍をして、どんな思いで戦っていたのか。

その頃に私が執筆した拙稿ではありますが、ホークスにあった数々のドラマを、当時の熱量のまま思い出していただければ幸いです。

 その名も、「ホークスちょっと昔話」。はじまり、はじまり~。

2009年のキャンプの一コマ。後輩の大隣をおぶっている

2009年のキャンプの一コマ。後輩の大隣をおぶっている

2007年11月号「月刊ホークス」に寄稿したものを一部加筆・修正

「プロに入って今が一番かもしれない」

 水田章雄はマウンドでそう感じていた。

 9月28日の対千葉ロッテ戦(ヤフードーム)。水田は先発・杉内俊哉の後を受けて8回表からマウンドに上がった。この日が中3日の登板だったからなのだろうか。肩がとても軽かった。

 あの日のストレートはいつも以上に速く、そしてキレていた。

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