愛され若鷹、漁府輝羽の成長録。斉藤和巳2軍監督も驚く「あれだけクルクル空振りしてたやつが」

右の大砲候補、漁府輝羽選手。2軍で着実なアピールを続けている背景とは
田尻耕太郎 2026.09.02
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 躍進のきっかけとなりそうな8月を、サヨナラ安打で締めくくりました。

 育成2年目の漁府輝羽外野手が8月30日のファーム・リーグ広島戦(タマスタ筑後)で、両チーム無得点で迎えた9回裏に「人生で初めてだった」というサヨナラ打を放って試合を決めました。

 7回裏に代走から途中出場すると、0―0で迎えた9回裏2アウト二、三塁、三遊間深くにゴロを打ち返して遊撃内野安打を記録。一塁ベース上で大喜びし、駆け寄ってきたチームメイトたちからの祝福に満面の笑みで応えていました。斉藤和巳2軍監督は「最後はよく決めてくれた」と称えつつ、「スリーボールから『打て』(のサイン)は出したけど、あのファウルは勘弁してくれと思ったよ」と思わず苦笑いを浮かべました。ボール先行で3ボール0ストライクからの4球目。相手投手の制球が定まらない中でしたが、指揮官は2年目若鷹の期待を寄せて積極策を仕掛けました。漁府選手も「フォアボール狙いは1ミリもなかったです」と意気に感じて思いっきりスイングをしましたが、打球は三塁線へボテボテと転がるどん詰まりの打球。投手がマウンドから駆け下りてボールを追うもタイミング的には三塁内野安打に――2017年の交流戦で柳田悠岐外野手がヤクルト戦で放った珍場面(相手投手はがっくりと膝から崩れ落ちた)の再来か――などと頭をよぎるも結局この打球はファウルに。そして次の球を打ってサヨナラ打にしたのでした。

喜ぶ漁府選手。石塚選手はネクストバッターズサークルで「相手ピッチャーにプレッシャーをかけていました(笑)」

喜ぶ漁府選手。石塚選手はネクストバッターズサークルで「相手ピッチャーにプレッシャーをかけていました(笑)」

「自分で決めるという思いで振りに行きました。ただ力んでしまって。あの段階から打ちに行くなら、もっと絞って、もっとポイントも前で。次のレベルへ上がっていくためにはああいう打席ではダメだなと一つ反省です」

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