上沢直之はなぜ「30代からのパワー系投手」の道を選んだのか。15年目で最速更新154キロ

32歳で自己最速を更新も「もっと」と話す上沢直之。肉体改造に励む今季、その理由に迫った
田尻耕太郎 2026.09.12
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 9月9日の日本ハム戦(みずほPayPayドーム)で今季8勝目を挙げた上沢直之投手。

 この試合の4回表、有薗選手の打った打球とともに折れたバットが回転しながら上沢投手の方へ向かってきて、避ける間もなく左手首付近に直撃しました。打球は庄子雄大内野手が処理して遊ゴロでアウトに。上沢投手はその場に座り込み、ドームは騒然となりました。

 幸いそのまま続投した上沢投手は6回まで投げきり、勝利投手になりました。

 その後、通常どおり練習を行っている上沢投手ですが、左手首付近には12日時点でもテーピングが巻かれていました。

「痛みはありますが、投げる動作には問題なかったです。なんなら(2日後の)昨日(11日)の方が腫れはありましたけど、裂傷とかなかったのが幸いです。最初に当たったときはそれを心配したので」

左手首にはテーピングが見られるが、元気に練習を行っていた

左手首にはテーピングが見られるが、元気に練習を行っていた

 次回登板に向けての準備を順調に進めています。

平均球速もアップ

 今シーズンは開幕投手を任され、先発陣の柱としてチームの先頭に立ってきました。そんな中、8月19日の日本ハム戦(エスコンフィールド北海道)では初回に「自己最速」を更新するストレートを投じました。水野選手を追い込んでから勝負球に選んだ外角低めに決まった真っすぐが154キロを計測して見逃し三振をとりました。

 32歳、プロ15年目にしての最速更新には多くの驚きの声が上がりました。

「今年は平均球速も上がっています。去年は146キロだったのが、今年は148キロ(9月9日の登板を終えた時点で148.3キロ)に」

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