佐々木麟太郎と「丸かぶり、全部が」。四天王の一角、ホークス佐倉侠史朗が誓う“徹底の秋”

超注目スラッガー佐々木麟太郎選手と高校時代に並び称された男がホークスにいる。「ライバルだと思っている」。20歳・佐倉侠志郎が決意の秋を語った。
田尻耕太郎 2025.11.06
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 ホークスが日本一を決めた10月30日。日本シリーズ真っ最中の裏側で、その頂上決戦のメンバー外だった若手選手たちはファーム施設の「HAWKSベースボールパーク筑後」で秋季練習をスタートさせました(11月14日まで)。

 今年は宮崎で行わずに筑後を拠点に、一部選手はみずほPayPayドームを使用する形がとられています。

当たり前じゃないことも…の思考と実行力

 筑後には最新鋭の機器が揃っています。この時期は体力強化も主な目的となりますが、今回のホークスの方針を見ると≪科学的なアプローチで選手のパフォーマンス向上に繋げる取り組み≫による選手個々の技術向上の色合いが特に強まっている印象も受けます。

 内野が土グラウンドのホークススタジアム筑後第二では守備練習で泥だらけになる選手も見られますが、どちらかといえばウエイトトレーニングや、投手の球筋を再現できるピッチングマシン「トラジェクトアーク」を使った打撃練習などに多くの時間が割かれているように感じました。

 質より量が主流だったひと昔前の秋季キャンプは、今のホークスでは見られません。

 徹底して「質」を求めています。

 だけど、みんなと同じ方向を向いて同じことをやるだけで果たしてのし上がれるのか。

 まして、育成選手ならば“当たり前は当たり前にやる。当たり前じゃないことも当たり前にやる”くらいの思考と実行力がなければ、プロ野球でメシを食い続けることはできないのではないでしょうか。

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