ホークスに上沢は必要なのか?「計89.2回(15先発)」の穴埋めを考察する

昨年まで日本ハムで活躍し今季は米球界でプレーした上沢直之投手をホークスが狙っているとの報道が出ました。それについて「鷹バン!」なりの考え、さらに現状のホークスの戦力も分析をしてみたのでお届けします。
田尻耕太郎 2024.12.12
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 今朝、「ソフトバンクがレッドソックス傘下3AのウースターからFAとなった上沢直之投手(30)の獲得調査を本格的に進めていることが11日、分かった」(東スポWEB)などと複数のメディアで報じられました。

 今オフのホークスでは、国内FA権を行使していた石川柊太投手のロッテ移籍が決定し、大ベテランの和田毅投手も今季限りで現役引退。先発投手の整備を進めたいと考えるのは理解できます。

 上沢投手は昨オフ、日本ハムからポスティングシステムによるMLB移籍を容認され、レイズとマイナー契約を締結。開幕前にレッドソックスに移籍とメジャー昇格を果たすものの、メジャー登板はわずか2試合にとどまり9月には右ヒジを痛めるなど不完全燃焼に終わっていました。ただ、日本ハム時代は実働9年間で通算70勝をマークした実力者。2023年には自己最多の170イニングを投げるなど、同年までは3年連続で規定投球回もクリアしていました。

 ソフトバンクの三笠杉彦取締役GMは従前より「我々は世界中から有望な選手を集めて強いチームを作りたいというコンセプトでやってきている」と明言しています。MLBでプレーしていた日本人選手についても有原航平投手をはじめ、かつても松坂大輔投手や五十嵐亮太投手、岡島秀樹投手らを積極的に獲得してきました。

 単純に“戦力”として考えるのであれば、頼もしい投手の1人となるでしょう。

 しかし、いまの感情を素直に表現するならば、そのニュースに諸手を挙げて喜べるか……というと、正直そんな気持ちにはなれないのです。

【ホークスの先発事情を分析し、「計89.2回(15先発)」の穴について考えました。記事の続きはサポートメンバー登録で読めます。ご登録お待ちしてます】

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