ソフトバンクは「消極的だった」選手派遣を、なぜ「行った」のか
ソフトバンクは4日、選手育成を目的として、ウエスタン・リーグのくふうハヤテベンチャーズ静岡と、イースタン・リーグのオイシックス新潟アルビレックス・ベースボールクラブに選手を派遣することを発表しました。
大竹風雅投手がくふうハヤテへ、宮里優吾投手がオイシックスへ派遣されます。
ともに育成枠の右腕。大竹投手は東北福祉大から2021年ドラフト5位で入団。ルーキーイヤーの4月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、同年オフに育成契約に切り替わりました。今季は2軍で10試合(うち5先発)に登板し1勝3敗、防御率6.56。成績はいま一つですが、常時150キロ台を計測する直球が魅力の本格派右腕です。

大竹風雅
宮里投手は東京農業大から2023年育成ドラフト2位で入団。こちらもパワフルが持ち味の右腕で、150キロ級直球に加えてフォークボールも魅力。今季2軍では17試合すべてに救援登板し、0勝0敗2セーブ、防御率0・48の好成績を残していました。

宮里優吾
両投手とも派遣期間は各リーグ公式戦終了までとなっています。
ところで、この「派遣制度」は従前から存在し、NPBファームの両球団だけでなく四国アイランドリーグplusやルートインBCリーグ、九州アジアリーグなど独立リーグ球団にもNPB球団から選手派遣を行うことができます。
巨人や広島などはこの制度を活用した例があります。
今回、なぜソフトバンクが派遣に踏み切ったのか。
2軍公式戦に存在する“縛り”
まずは冒頭にあるように「選手育成」が目的なのです。育成選手の場合、2軍公式戦出場にあたっては、ある「規制」があるのをご存じでしょうか?
【なぜ選手派遣を行うのか。その「メリット」は? 一方、これまで行わなかったのは「デメリット」を感じたからでした。記事の続きはサポートメンバー登録で読めます。ご登録お待ちしてます】
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