小久保監督も本多コーチも「知らなかった」――チーム浮上と比例して激増した“数字”とは?
ホークスは得意の交流戦を14勝4敗、勝率.778の好成績で戦い終えた。惜しくも通算10度目の交流戦優勝こそならなかったが、交流戦開幕少し前の5月21日時点では借金2のリーグ4位に沈んでいたチームは急浮上を成功させた。
打線が活発だった。チーム打率.258(.2577)は12球団2位もさることながら、交流戦全18試合で81得点(1試合平均4.5得点)の原動力は本塁打攻勢だった。チーム26本塁打は断トツ。なかでもド派手な試合を演じたのが6月9日の阪神戦(みずほPayPayドーム)だ。まず初回、栗原陵矢がNPB通算100本塁打となる18号2ランで先制。2回には野村勇が1号ソロを放った。さらに3回は栗原が19号2ラン、4回には野村が2号ソロとそろって2打席連発をマーク。とどめの5回には近藤健介の10号2ラン、牧原大成の1号ソロと計6発が飛び出した。圧巻の5イニング連続ホームランはパ・リーグタイ記録だった。
そして投手陣の“奮投”も白星を呼び込んだ。交流戦突入前のチーム防御率は3.38だったのが、交流戦では2.73と良化した。先発陣はリバン・モイネロが不在で、エースの上沢直之も右肘コンディション不良のために5月17日に出場選手登録を抹消されるなど苦しい布陣だった。そんな中で大津亮介が軸となり、6連戦×3週間のハードな日程を計8人の先発ピッチャーを上手く起用しながら乗り切った。倉野信次1軍投手チーフコーチ兼ヘッドコーディネーター(投手)は「中継ぎ陣の頑張りがあったのが間違いなく大きかった」という。7回以降はオスナ、松本裕樹、杉山一樹の必勝継投が5月になってようやく確立し、6回のマウンドには木村光や上茶谷大河が備えた。
小久保裕紀監督も、
「交流戦に入って貯金が出来ているのは、投打のバランスの噛み合わせが良くなっているからだと思う」
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