ホークス大越基・新四軍監督が早鞆高校をセンバツ甲子園に導いた頃に話していたこと

来季からホークスの四軍を率いることになった大越基・新四軍監督。8日の会見で久しぶりにお会いしました。12年前、早鞆高校がセンバツ甲子園に出場するタイミングでコラムを寄稿したことがあります。当時の原稿をお届けします。
田尻耕太郎 2024.11.09
サポートメンバー限定

 来季より「育成のホークス」の土台となる四軍を率いるのは、大越基・新四軍監督。8日の就任会見に行ってきました。

 福岡ダイエー時代の元ホークス戦士ですが、今年の夏まで今夏まで山口・早鞆高校の監督を務めており、プロ野球で指導に当たるのは初めてとなります。

 四軍は主に入団3年目以内(特に高卒)の若手選手が中心。その意味では最適な人に白羽の矢を立てたのではないでしょうか。

 大越四軍監督は現役時代、ダイエーに1992年ドラフト1位で入団。投手、外野手としてプレーして2003年限りで現役を引退。2009年に早鞆で指導者人生をスタートさせ、2012年春のセンバツ甲子園大会にチームを導いています。

 そのセンバツ出場を決めた後のタイミングで取材に伺ったことがありました。12年前に書いたものを、こちらに再掲します。

【Webスポルティーバ 2012年寄稿 年齢など当時のまま】

2012年に取材行った際に撮影

2012年に取材行った際に撮影

 1月27日、センバツへの初出場を決めた早鞆高校(山口)。率いるのは大越基監督(40)――かつての仙台育英エース右腕で1989年夏の甲子園準優勝投手。その後プロ入りして福岡ダイエーホークスで11年間プレーをした、その名を知る野球ファンは多い。

 あの夏から23年、今春ついに指導者として高校野球の聖地に戻ってくる。

 早鞆の監督に就任したのは2009年夏。ホークスを引退してすぐに高校野球の監督になることを目指し、山口県下関市の東亜大学に編入した(高校卒業後1年間だけ早稲田大学に在学していたために2年生からの編入)。3年のあいだ、教員免許取得に励むと同時にスポーツ心理学を専攻し勉学に努めた。

【記事の続きはサポートメンバー登録でお読みいただけます。ご登録お待ちしています】

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、1377文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

提携媒体・コラボ実績

サポートメンバー限定
大学で控えの育成選手に600打席…4軍制ホークスで成長のモンスター候補...
サポートメンバー限定
藤田悠太郎は“甲斐拓也とドンピシャ”。将来有望と感じさせる資質の中身と...
サポートメンバー限定
育成再契約、川原田純平「初めての挫折」を乗り越える覚悟。「意味がない」...
サポートメンバー限定
数字に成長の跡も…牧原巧汰「悔しすぎる」オフの改善点とは
サポートメンバー限定
新天地を求める男たち。14日は12球団合同トライアウト
サポートメンバー限定
渡邉陸、ホークス第13代「背番号00」で新たな決意。チーム捕手事情は「...
サポートメンバー限定
明石健志は「新役職」でチームを支える。2軍打撃コーチから転身
サポートメンバー限定
城島SC期待の盛島が台湾参戦へ。松本晴、大竹はプエルトリコで「初登板」...