涙を浮かべたサヨナラ打。牧原大成の胸の中にあったもの
【5月18日 ソフトバンク2×―1楽天 みずほPayPayドーム】
延長12回、4時間ちょうどの激闘を締めくくったのは牧原大成内野手のバットでした。
1―1で迎えた延長12回1アウト満塁の大チャンス。初球を打ち返した打球がライト前に弾むと、ピンクに染まった満員のスタンドから大歓声がシャワーが降り注ぎました。
ヒーローは会心のガッツポーズをして、一塁走者だった渡邉陸捕手に抱きかかえられていました。誰もが笑顔になった最高シーン。
しかし、殊勲の一打を放った本人だけは表情が硬く、眉尻が吊り上がっていて、白い歯を見せることもありませんでした。
そしてヒーローインタビュー。
涙が頬を伝うことはありませんでしたが、少し声は震えていて、両目が潤んで見えました。
その後の記者室そばで行われた囲み取材のときも同じ。油断すると涙が溢れてしまいそうになるのを堪えながら取材に応えてくれていたように感じました。
その理由を質問すると、
「悔しさしかなかったですね。最近打てていなかったので。打てなかった悔しさが爆発した感じでした」
【打てなかった悔しさ…それだけでしょうか。ずっとそばで見ている目線から、牧原大成内野手の胸の内を探りました。記事の続きはサポートメンバー登録で読めます。ご登録お待ちしてます。月額料金は登録日から1か月間となるので、日付を気にせずご登録ください】
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