ぶっつけ本番が奏功。唸る直球、上沢直之がドクターKに変身した理由

12三振を奪って9勝目を挙げた上沢直之投手。これまでのイメージと異なる投球には、明確な背景がありました。
田尻耕太郎 2025.08.21
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【8月20日 ソフトバンク5―4西武 みずほPayPayドーム】

 上沢直之投手が2度、大きく吠えました。

 2-2の同点で迎えた7回表。先頭打者にセンター前へのテキサスヒットを許し、その後連続四球を与えて1死満塁と大ピンチ。しかし、8番・炭谷選手、代打の村田選手を連続三振に仕留めてしのぐと、マウンドを駆け下りて雄たけびを上げて両手でガッツポーズを決めました。

 直後に打線が中村晃選手の適時二塁打と野村勇選手の12号右越え2ランで3点を勝ち越し。今季9勝目(6敗)をゲットしました。

「調子は今シーズンの中で、1番良かったと思います」

 初回からエンジン全開。1番・源田選手をカーブで空振り三振に仕留めると、2番・高松と3番・渡部聖は直球を勝負球に3者連続三振のスタートを切りました。

「空振りを増やしたい」

 7回の満塁ピンチを乗り切った連続三振も、決め球はいずれも直球でした。

 この日奪った三振は12個。移籍後初の2桁奪三振となりました。

「空振りを増やしたいんですよね」

 上沢投手は今季からフォークボールに握り方を変えています。

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